【趣味】自転車(ロードバイク)のサイズの選び方! 4 つのポイントを解説

趣味

こんにちは,B型夫婦の夫・ワガミチです。

ワガミチは趣味としてサイクリングを始めて十数年となります。

当初,健康のために始めたものの,B型の性なのか,だんだんとのめり込んでいってしまいました。

この記事では,これからサイクリングを始めたいと思っている方に参考となる情報を提供したいと思います。

この記事がおすすめなのはこんな人

  • サイクリングを始めたいけど,自転車(ロードバイクのサイズの選び方が分からない
  • ステムやハンドルのサイズについて知りたい
  • サドルの適切な位置をどうやって見つけたらいいのか分からない

サイクリングを趣味にするのでしたら,クロスバイクではなく,ロードバイクをお勧めします。

ここでは主にロードバイクのサイズについてお話していきたいと思います。

興味のある方は,ぜひ最後まで読んでみてください。

自転車(ロードバイク)のサイズ

ワガミチはこれまで複数台のロードバイクに乗ってきましたが,

一番初めの失敗は,初めて買ったロードバイクのサイズが小さかったということ。

自動車を買おうと思ったら,グレードによって排気量とか装備に違いはありますが,

基本的にその自動車のサイズは一つしかありません。

一方,ロードバイクの場合,サイズは一つではないんです。

個々の身長に対応できるように,メーカーは複数のサイズを展開しています。

エントリークラスによくあるのは,3 サイズあるいは 4 サイズ展開。

これらをカタログのジオメトリという項目で確認することができます。

例えば,自転車界の王様 GIANT(ジャイアント) のロードバイク「CONTEND」では,

CONTEND 1 ( 2022 )

サイズ( mm )   XS ( 430 ),S ( 465 ),M ( 500 ),ML ( 535 )

といったサイズ展開がされています。

ここで表記されている数値はシートチューブの長さ。

ただし,

サイズ選びの参考とする数値は,シートチューブ長ではなくて,

ホリゾンタル換算トップチューブ長やリーチ,スタックといった項目の方が大切です。

でも,サイクリングを始めようとしている初心者の方にとって,これらの数値は複雑難解です。

そこで,例えば「 CONTEND 1 」のジオメトリ表をよく見ていると,適応身長が記載されていることに気づきます。

サイズ  適応身長( cm )  トップチューブ長 ( mm ) 
  XS ( 430 )     155 – 170  515
S ( 465 ) 165 – 175 530
M ( 500 )170 – 185 545
 ML ( 535 ) 180 – 190 560

およそ一つのサイズで 10 – 15 cm の身長差をカバーしています。

この場合,身長 170 cm の人は,どのサイズを選んだらいいでしょうか?

実際は XS でも S でも M でも乗れるのですが,よりフィットするのはどれかなと迷ってしまいます。

個人的におすすめなのがブリヂストンサイクル(株)のバイクブランド

ANCHOR(アンカー)のジオメトリを参考にすること。

なぜ,ANCHOR(アンカー)がおすすめなのかといいますと,

JAPAN ブランドだからです。

PINARELLO(ピナレロ)とか SPECIALIZED(スペシャライズド)など,

海外ブランドのロードバイクは基本的に手足の長い白人の体形に合わせたフレームづくりをされています。

一方,

ANCHOR(アンカー)は日本人の体形に合ったフレーム形状でバイクを作ってくれるメーカーです。

ANCHOR(アンカー)のロードバイク「 RL3 」のジオメトリを見てみますと,

 サイズ  適応身長( cm )  トップチューブ長 ( mm ) 
   390   146 – 157495
440155 – 168 515
490165 – 179  535 
540176 – 190 555

身長 170 cm だとサイズ 490 だなっていうのが分かります。

さらに,このジオメトリを確認すると,サイズ 490 のトップチューブ長は 535 となっています。

先ほどの GIANT(ジャイアント) のトップチューブ長を確認すると,

XS → 515 ,S → 530 ,M → 545 ということで,

ANCHOR(アンカー)「 RL3 」 のサイズ 490 は,

GIANT (ジャイアント)「 CONTEND 1 」の S サイズに近い大きさということがイメージできます。

また ,

JAPAN ブランドとして Panasonic(パナソニック)も有名です。

Panasonic(パナソニック)のロードバイク「 ORCC02 」のジオメトリを確認してみますと,

なんとサイズは 10 mm 刻みで 18 サイズも展開されてます。すごすぎ!!

フレームサイズ対応表も公開されていますので,

身長 170 cm だと,

フレームサイズ 520 mm (トップチューブ長 522 mm ) くらいが適切なサイズとなりそうです。

まとめると,

身長が 170 cm の方であれば,ざっくりとトップチューブ長が 522 – 535 くらいのサイズのバイクを選ぶといいことが分かります。

このように JAPAN ブランドである,

ANCHOR(アンカー)や Panasonic(パナソニック)のジオメトリを参考にしながら,

他社のジオメトリと比較して,自分に最適なサイズを見つけるといった手順がいいと思います。

さらに,機会があれば,サイズには上記のような違いがあるんだということを理解した上で,

サイクルモードなどで試乗してみると,サイズの違いに気づきやすいと思います。

ちなみに女性の場合は,

女性モデルが ANCHOR WOMEN’S や Liv にありますので,

そちらのジオメトリを参考にしてください。

ステムのサイズ

身長 170 cm の人でも,先ほどの GIANT(ジャイアント)「 CONTEND 1 」の XS サイズに乗ることができます。

初めて乗ったバイクでは,サイズ感とはこんなものかって特に疑問を持たないかもしれません。

ただ上記の場合ですと,(実際は足や手の長さも考慮しますので,一概には言えませんが,)

ちょっと窮屈に感じる人の方が多いのではないかと思います。

このように完成車に乗った場合,

ちょっと窮屈 あるいは 

ちょっと大きいな って感じることもあるんです。

そんな場合は,

ステムで微調整することができます。

ステムはハンドルとフレームとをつないでくれる部品になります。

これによってトップチューブ長を調整することができるわけです。

例えば,

トップチューブ長:525 mm にステム:100 mm でしっくりくるのであれば,

トップチューブ長:515 mm のフレームにはステム:110 mm を取り付ける

といった感じです。あくまでもざっくりとした答えです。

真の答えは,ご自身でステムの長さを調整しながら,一番乗りやすい状態を見つけるということになります。

乗り慣れてくることで,ポジション自体も変わってくるため,

しっくりくるポジションを探すために,ステムは交換するものなのだと思っておいたほうが良いと思います。

リーズナブルなステム,たとえば

たとえば,PRO の LTステム は 10 mm 刻みにステム長が設定されていますので,

ご自身に最適なポジションを見つけるのに役立ちます。

ハンドルのサイズ

ステムの先についているのはハンドルです。

ハンドルにも様々なサイズがありまして,さらに形状も様々です。

一般的に初心者はコンパクトハンドルというハンドルを利用されるケースが多いと思います。

サイズは,幅の他にリーチとドロップという数値を用いて表記されています。

リーチが長いとブラケットまでの距離が遠くなります

ドロップが長いと下ハンドルを握った際の落差が大きくなります。

このあたりは一般的なコンパクトハンドルであれば,最初は気にしなくても良いかと思います。

完成車ではとがった形状のハンドルは付属しませんので。

それよりも幅の方が気になります。

通常,肩幅に合わせるという教科書的な回答がありますが,1サイズ変わると,結構印象が変わります。

ハンドルのサイズとしては 380 , 400 , 420 , 440 ( mm ) なんて表記があります

メーカーによって表記方法が異なるケースがありますが,

通常ですとドロップ部分の芯―芯の測定値が表記されています。

フレア形状になっているハンドルもありますので,メーカーホームページで確認してください。

はじめてバイクを購入する際,完成車であれば付属のハンドルを使用するということで選択肢はありません。

しっくりこない場合は,納車後に交換といった流れになります。

参考までに,平均的な身長の日本人男性であれば,身長 172 cm に対して,ハンドル幅 400 mm くらいがフィットすると思います。

サドル高とサドル後退幅

フレームのサイズが決まったら,あとはしっかりとペダリングできる位置にサドルを設定するということになります。

ここで注目する点は,サドル高とサドル後退幅です。

サドル高について

股下寸法を測定して,そちらに 0.88 という係数をかける。

算出された値を,ボトムブラケット中心部からシートチューブに沿ってサドル上面までの高さとする。

初期のサドル高を見つけるには,この方法がベストであると思います。

例えば,股下 80 cm であれば,80 x 0.88 = 70.4 cm

これがサドル高となります。

サドルの後退幅について

書籍やネット等でよく説明されている方法としては,

膝のお皿の後ろ部分からおもりを垂らして,その垂線がペダルの軸と垂直に交わる位置を見つけ出す方法があります。

こちらも定番の方法で,ベストな方法だと思っています。

ただ,乗り慣れてきて違和感を感じるようであれば,サドル高あるいはサドル後退幅を

5 mm 程度ずつ調整して,より自分の乗り方に適した位置を見つけ出す必要があります。

このあたりは個人差ということになりますので,教科書的な解答はないんですよね。

自分を信じて,最適なポジションを見つけてください。

まとめ

以上,ロードバイクを購入する際のサイズ選びに参考となる情報をピックアップしてみました。

ロードバイクメーカーは,

PINARELLO(ピナレロ)などのヨーロッパ系をはじめ,

SPECIALIZED(スペシャライズド)などのアメリカ系,

GIANT(ジャイアント)などのアジア系などなど,

いろいろなメーカーがあります。

先ほど紹介しました,ブリヂストンサイクル(株)の

ANCHOR(アンカー)ブランドである「 RS6 」や 「 RL6D 」のような完成車は,

購入時にステム長やハンドル幅を選択することが可能です。

まずは,適切なサイズのロードバイクを手に入れて,そのあと自分に一番フィットするライディングポジションを探してみてください。

では,よいサイクルライフを。

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